【5月16日 東方新報】中国北西部の陝西省(Shaanxi)にある長青国家級自然保護区の職員が、昨年秋に保護区内で野外に設置された赤外線カメラが捉えた映像の中から、健康な大人の褐色のジャイアントパンダが雪原をのんびりと散歩している姿を発見した。

 褐色のジャイアントパンダが撮影されたのは2018年3月以来6年ぶりで、秦嶺山脈地域では11番目の目撃例となる。

 この映像は2024年1月17日に撮影され、保護区内の柏楊坪区域で、標高約1500メートルの地点で記録された。

 この重要な発見は、保護区の職員による2024年春のジャイアントパンダとその生息地のモニタリングデータのレビュー中に明らかになった。

 これまでに記録されたすべての褐色のジャイアントパンダの生息地は、陝西省内の仏坪県、洋県、太白県、周至県の範囲内であり、秦嶺山脈地域を含んでいる。(c)東方新報/AFPBB News