イスラエル軍、「ナクバ」デモ参加のパレスチナ人学生を射殺
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【5月16日 AFP】1948年のイスラエル建国に際しパレスチナ人76万人が故郷を追われた「ナクバ(Nakba、大惨事)」の日から76年となった15日、パレスチナ自治区ヨルダン川西岸(West Bank)で行われていた抗議デモの参加者とイスラエル軍との間で衝突が起き、パレスチナ人大学生1人が射殺された。
パレスチナ自治政府(PA)の保健省は同日、「ビーレ(Al-Bireh)市北部の検問所付近で青年が占領者(イスラエル軍)に射殺された」と発表した。ビーレは、西岸の中心都市ラマラ(Ramallah)の西隣。
パレスチナ解放機構(PLO)の公式通信社パレスチナ通信(WAFA)は、射殺されたのはビルゼイト大学(Birzeit University)の学生、ムハンマド・サフィさん(20)だと報じた。サフィさんは首を撃たれたという。
イスラエル軍はこの件に関する問い合わせに対し、現時点までに回答を寄せていない。
この日は西岸各地でナクバの日から76年となるのに合わせて数千人が、パレスチナ伝統のスカーフ「ケフィエ」を身に着けて抗議行動に参加した。(c)AFP/Anne-Sophie LABADIE