【5月15日 AFP】北朝鮮の国営朝鮮中央通信(KCNA)が15日報じたところによると、金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong un)朝鮮労働党総書記は14日に戦術ミサイル関連施設を視察し、兵器製造の目標達成を通じて戦争準備に「画期的な変革」をもたらす必要性があると強調した。

 金氏は軍需を担う「国防工業企業所」が今年これまでに達成した「生産実績に強い満足」を示すとともに、「2024年の弾薬生産目標の必達を通じて朝鮮人民軍の戦争準備に画期的な変革をもたらす必要がある」と述べた。

 北朝鮮はロシアとの軍事面での関係を強めている。専門家は、ロシアにウクライナ侵攻で使用するための砲弾や巡航ミサイルを提供するのに先立ち、北朝鮮が発射試験や生産を拡充している可能性を指摘している。

 金氏は14日、首都平壌の市街地に新設された「前衛通り」の竣工式にも娘のジュエ(Kim Ju Ae)氏と共に出席した。(c)AFP