【5月16日 Xinhua News】中国山東省の国家スーパーコンピューティング済南センターはこのほど、省内のコンピューティング資源を統合したプラットフォーム「山東算網平台」の運用を開始した。

 計算ソフトウエアや業界データ、モデルアルゴリズムなどコンピューティングネットワークサービスの全要素を網羅し、産業分野への応用を推進する。省内16市をカバーし、コンピューティング力の需給不均衡問題の解決を目指す。

 業界関係者によると、各種コンピューティング資源の配備はここ数年、加速しているものの、共有の難しさや連携水準の低さ、産業分野への応用効果の向上など多くの課題があり、活用を進める上で妨げになっていた。

 山東算網は、済南、青島両市にある二つの国家級スーパーコンピューターセンターをコア拠点とし、省内各市の基幹ノードや研究機関、大学、企業などの末端ノードを接続して、各種コンピューティング資源の統合を実現した。

 済南センターの郭瑩(かく・えい)副主任は山東算網について、単一機関でのコンピューティング力のボトルネックを解消し、供給不足の問題を解決して、多くのアプリケーションに良好なコンピューティングサポートを提供できると説明した。(c)Xinhua News/AFPBB News