【5月15日 AFP】自転車ロードレース、ジロ・デ・イタリア(Giro d’Italia 2024)は14日、第10ステージ(ポンペイからクザーノムトリ、142キロメートル)が行われ、デカトロン・アージェードゥーゼル・ラモンディアル(Decathlon-AG2R La Mondiale)のバランタン・パレパントル(Valentin Paret-Peintre、フランス)が山頂フィニッシュを制して区間優勝を飾った。

 チームDSM・フィルメニッヒ・ポストNL(Team dsm-firmenich PostNL)のロマン・バルデ(Romain Bardet、フランス)を29秒差の2位に抑えたパレパントルは、自身大会初のステージ優勝。昨年大会でステージ制覇を果たした兄オーレリアン(Aurelien Paret-Peintre、フランス)の足跡をたどった。

 オーレリアンはこの日1分25秒差のステージ5位に入り、レース後にパレパントル兄弟は抱擁を交わしていた。

 総合首位に立つUTE(UAE TEAM EMIRATES)のタデイ・ポガチャル(Tadej Pogacar、スロベニア)はこの日目立つことはなかったものの、同2位につけるボーラ・ハンスグローエ(Bora Hansgrohe)のダニエル・マルティネス(Daniel Martinez、コロンビア)との差を守り、その座を守った。

 一方でこの日2位に入ったバルデは約3分タイムを縮め、首位から4分57差の7位に浮上。3位につけるイネオス・グレナディアーズ(Ineos Grenadiers)のゲラント・トーマス(Geraint Thomas、英国)との差は約2分となっている。(c)AFP