「正しい位置付け」を堅持し、中国と欧州の安定的関係を強化
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【5⽉15⽇ Peopleʼs Daily】習近平(Xi Jinping)国家主席がフランス、セルビア、ハンガリーをこのほど公式訪問したことは、中国の欧州に向けた重大な外交行動だ。
中国と欧州に根本的な利益衝突はなく、地政学上の対立もなく、双方に共通する利益は相違よりもはるかに大きい。双方の関係の正しい位置付けはパートナーであり、基調は協力であり、鍵とする価値は自主であり、発展の展望はウィンウィンであるべきだ。
中国は一貫して欧州連合(EU)との関係の発展を中国外交の優先方向と見なしてきた。習主席は2014年春にEU本部を訪問し、中国と欧州が共に双方の平和、成長、改革、文明の四大パートナーシップを構築することを提案した。中国側のこの構想は変わっておらず、世界の不安定さが高まった現在においてはさらに現実的な意義がある。
中国と欧州は互いに極めて重要な貿易パートナーだ。2023年には中国と欧州の貿易が世界貿易の低迷などの悪影響をも克服して総額は7830億ドル(約122兆円)に達した。中国は自らが欧州にとっての経済協力の永続的パートナー、科学技術協力の優先パートナー、経済やデータチェーン協力での信頼できるパートナーであり、相互に成果を出して共に繁栄することを願っている。BMW、フォルクスワーゲン(Volkswagen)、ステランティス(Stellantis)、BASFなど欧州の大手企業も、それ以外の欧州の中小企業も対中協力の強化を通じて発展の新たなチャンスをつかむことに積極的だ。
在中EU系企業団体である中国EU商工会議所の2023年版の報告書によると、調査対象の90%以上が中国にさらに投資する計画だった。在EU中国系企業団体のEU中国商工会議所の2023年の年次報告によると、回答した企業の8割以上が欧州での事業拡大を計画していた。
ベルギーのイブ・ルテルム(Yves Leterme)元首相は欧州と中国の協力について「欧州と中国はいずれも世界の多極化、経済のグローバル化、多国間ガバナンスの確固たる実践者だ。欧州と中国の協力は双方の利益に合致するだけでなく、世界の安定と繁栄にも直接関係している」と評価した。
中国と欧州はいずれも、世界経済の断片化や保護主義を警戒し、開放政策や公平な競争の堅持、自由貿易の維持を主張し、全てのことを安全保障に結び付けるやり方や反グローバル化に抵抗している。中国は欧州側の「一帯一路(Belt and Road)」共同建設やグローバル発展イニシアチブへの参加を歓迎する。中国はまた、EUの「グローバル・ゲートウェイ」構想と連携するなどで、それぞれの長所を積極的に発揮して発展途上国の発展を共に支援したいと考える。
変乱が入り交じる国際情勢を前に、中国と欧州の間にはより多くの「橋」を懸ける必要がある。中国と欧州は共に多国間主義の実践者、開放・発展の提唱者、文明対話の推進者となり、平等で秩序ある世界の多極化と包摂的な経済グローバル化を手を携えて推進し、世界の平和、安定、繁栄の促進により大きな貢献をせねばならない。(c)Peopleʼs Daily/AFPBB News