【5月13日 AFP】自転車ロードレース、ジロ・デ・イタリア(Giro d’Italia 2024)は12日、第9ステージ(アベッツァーノからナポリ、214キロメートル)が行われ、チーム・ユンボ・ビスマ(Team Jumbo Visma)のオラフ・コーイ(Olav Kooij、オランダ)が集団スプリントを制して優勝を飾った。

 メイン集団は、フィニッシュを前にした上り坂で集団から逃げを打って出ていたイネオス・グレナディアーズ(Ineos Grenadiers)のジョナタン・ナルバエス(Jhonatan Narvaez、エクアドル)を最後の直線残り50メートルで吸収。するとコーイは、リドル・トレック(Lidl Trek)のヨナタン・ミラン(Jonathan Milan、イタリア)の後ろから鋭く飛び出すと、バイクを投げ出してトップでフィニッシュした。

 追走するメイン集団を残り数百メートルまでけん引したUTE(UAE TEAM EMIRATES)のタデイ・ポガチャル(Tadej Pogacar、スロベニア)は総合首位の座を守り、同2位につけるボーラ・ハンスグローエ(Bora Hansgrohe)のダニエル・マルティネス(Daniel Martinez、コロンビア)との2分40秒差、同3位につけるイネオスのゲラント・トーマス(Geraint Thomas、英国)との2分58秒差を維持している。(c)AFP