【5月13日 AFP】洪水の影響が続くブラジル南部で、被災地から救出される動物の保護施設が設置されている。施設に運ばれてくるのはペットや家畜などだ。

 豪雨によりリオグランデドスル(Rio Grande do Sul)州では、広い地域で浸水被害が出ており、これまでに140人以上が死亡している。水の中にとり残された動物もおり、何日も餌を食べていない。

 州政府が12日に公開したデータによると、最近保護された動物は1万555匹に上っている。保護される動物の大半は犬だが、他にも猫、ウサギ、ニワトリ、豚、馬などがいる。

 州都ポルトアレグレ(Porto Alegre)に設置された仮設保護施設では、全ての動物を撮影。写真をインターネットに投稿して飼い主への呼びかけを行っている。

 施設の獣医師によると、到着時に感染症の症状がある個体は隔離され、別の動物病院に移送されると話した。(c)AFP/Mauricio RABUFFETTI