【5月13日 AFP】世界ラリー選手権(WRC 2024)第5戦ラリー・ポルトガル(Vodafone Rally de Portugal 2024)は12日、最終日が行われ、トヨタ(Toyota)のセバスチャン・オジェ(Sebastien Ogier、フランス)が通算最多6度目の大会制覇を飾った。

 オジェはこれで、1970年代と80年代に5度ポルトガルで優勝を飾ったマルク・アレン(Markku Alen、フィンランド)の最多優勝記録を更新している。

 今季スポット参戦となっているオジェは、ヒョンデ(Hyundai)のオット・タナック(Ott Tanak、エストニア)を7.9秒差の2位に抑え、難しい週末を迎えていたチームを救った。

 トヨタ勢では、現世界王者のカッレ・ロバンペラ(Kalle Rovanpera、フィンランド)がクラッシュ、勝田貴元(Takamoto Katsuta)がサスペンションの破損で11日にデーリタイアを喫していた。

 総合首位に立つヒョンデのティエリー・ヌービル(Thierry Neuville、ベルギー)は大差の3位に終わったが、総合争いでは今大会6位だったトヨタのエルフィン・エバンス(Elfyn Evans、英国)とのポイント差を24に広げている。(c)AFP