【5月13日 AFP】23-24NBAは12日、各地でプレーオフ準決勝(7回戦制)が行われ、昨季王者デンバー・ナゲッツ(Denver Nuggets)とインディアナ・ペイサーズ(Indiana Pacers)が2勝目を挙げた。

 ナゲッツは115-107でミネソタ・ティンバーウルブズ(Minnesota Timberwolves)に勝利。レギュラーシーズン最優秀選手(MVP)のニコラ・ヨキッチ(Nikola Jokic)が35点、フィールドゴール(FG)12本中11本を決めたアーロン・ゴードン(Aaron Gordon)が27点、ジャマール・マレー(Jamal Murray)が19点を決めて2連勝を飾り、シリーズの戦績を2勝2敗のタイに戻した。

「ここからは3本勝負だ」としたヨキッチは、ホームで最初の2試合を落としたことがチームをかえって強くしたと話し、「ガツンとやられてそこから立ち直った。できれば次はホームでいいディフェンスをしたい」とホームに戻って行われる14日の第5戦を見据えた。

 ティンバーウルブズはアンソニー・エドワーズ(Anthony Edwards)が44点を決めた一方で、残りの選手は精力的にプレーしたが得点面ではエドワーズを十分に援護できず、カール・アンソニー・タウンズ(Karl-Anthony Towns)は13点を決めたが第1クオーターはシュート成功0本に終わった。

 ペイサーズは121-89でニューヨーク・ニックス(New York Knicks)に大勝し、こちらも戦績を2勝2敗とした。

 第1戦と第2戦は終盤までもつれる接戦だったが、この日は自慢の攻撃陣が爆発。シュート成功率56.8パーセント、3ポイントシュート14本をマークしただけでなくペイント内も支配し、けが人が続出している影響がついに出たニックスを圧倒した。

 タイリース・ハリバートン(Tyrese Haliburton)が20得点、TJ・マッコネル(T.J. McConnell)がベンチスタートから15得点を決め、6選手が2桁得点を挙げた。最大で43点差をつけ、ホームのファンから盛大なオベーションを受けたが、ハリバートンは目の前の仕事に引き続き集中する必要があると気を引き締め、「第5戦の重要性は理解しているし、そこへ向けて準備する」と話した。

 ニックスは第2戦で太ももを痛めたOG・アヌノビー(O.G. Anunoby)が第3戦に続いて欠場。ジュリアス・ランドル(Julius Randle)、ミッチェル・ロビンソン(Mitchell Robinson)、ボヤン・ボグダノビッチ(Bojan Bogdanovic)も離脱している中、右足の負傷を押してプレーしているジェイレン・ブランソン(Jalen Brunson)が18得点3リバウンド5アシストと奮闘したが、第3クオーター終盤にコートを退いた。(c)AFP