【5月13日 AFP】(更新)ラグビーニュージーランド代表の主将サム・ケイン(Sam Cane)が2024年シーズン限りで代表を引退すると、ニュージーランドラグビー協会(NZR)が13日に発表した。

 発表によれば、ケインは家族との時間を優先し、所属するリーグワン1部の東京サントリーサンゴリアス(Tokyo Suntory Sungoliath)と3年契約を結ぶ決断をした。

 32歳のケインはオールブラックス(All Blacks、ニュージーランド代表の愛称)での12年間で通算95試合に出場し、うち27試合をキャプテンとしてプレー。2015年のW杯イングランド大会(Rugby World Cup 2015)で優勝も経験した。

 ケインは「キャプテンマークを巻いた時間に感謝の気持ちでいっぱい。とても名誉で光栄なことだった。そこから多くのことを学び、成長できた」とコメント。サントリーとの契約については「あらゆることを考慮しなくてはならなかったが、最終的に幼い子どもがいるのもあり、将来を築く上で最善の決断だと思った」と述べた。

 今後はサントリーでのシーズン終了後に帰国し、2024年の残りの期間は引き続きオールブラックスとして招集される権利を持つが、キャプテンは辞退するという。(c)AFP