【5月13日 AFP】ロシア西部ベルゴロド(Belgorod)州の州都ベルゴロドで、ウクライナ軍の砲撃を受けた集合住宅から5人の遺体が回収された。当局が12日、発表した。

 国防省によると「住宅地区」の建物に、迎撃したウクライナのミサイル「トーチカU(Tochka-U)」が直撃した。

 当初、4人の遺体が発見されたと報じられていたが、非常事態省はSNSへの投稿で「がれきから5人の遺体が確認された」ことを明らかにした。

 またタス通信(TASS)は、救急当局の情報として20人が負傷したとしている。

 非常事態省が公開した現地の動画では、消防や救急当局者が積み重なったがれきの中で活動を続けている様子が捉えられていた。

 同省の先の情報によると、がれきの中から子ども2人を含む12人が救出された。

 住民の一人は国営ロシア通信(RIA)に、廊下にいた際に大きな爆発音がしたと語り、寝室にいた夫は逃げる時間がなく、頭と顔を負傷したと説明した。

 ビャチェスラフ・グラトコフ(Vyacheslav Gladkov)知事は、攻撃により建物の一部が1階から10階まで崩落したと説明。ウクライナ軍の「大規模攻撃」を非難した。(c)AFP