アーセナルがマンU下し暫定首位キープ、優勝争いは最終週へ
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【5月13日 AFP】23-24イングランド・プレミアリーグは12日、第37節の試合が行われ、アーセナル(Arsenal)は1-0でマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)を下して暫定首位をキープ。苦手とするオールド・トラフォード(Old Trafford)で苦戦しながらも勝利し、マンチェスター・シティ(Manchester City)との優勝争いの行方は最終週に持ち越されることになった。
アーセナルは20分にレアンドロ・トロサール(Leandro Trossard)がこの試合唯一のゴールを決め、ユナイテッドとのアウェーゲームではリーグ戦直近17戦で2勝目を挙げてシティと勝ち点1差の暫定首位を守った。
アーセナルの残り1試合に対してシティは2試合を残しており、自力で優勝を決める権利は昨季王者シティの方にある。この日の勝利で、クラブとしては1シーズン最多となるプレミア27勝目を挙げたアーセナルだが、優勝へまい進するシティを上回るには十分ではない可能性もある。
それでもチームは、14日に難敵トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)とのアウェーゲームに臨むライバルに対してプレッシャーを維持することに成功した。
ミケル・アルテタ(Mikel Arteta)監督は試合後、「過去の(ユナイテッドとのアウェー戦の)戦績はよくなかったが、勝ち筋を見つけ出せた。チームがどれだけ優勝したいかを物語る勝利だ」と喜び、「扉をたたき、夢の箱を開けてファンの前でプレミア制覇のチャンスをつかみたい」と話した。
アーセナルは18日のリーグ最終節でエバートン(Everton)をホームに迎え、シティはウェストハム(West Ham)と対戦する。
一方、敗れたユナイテッドは来季の欧州カップ戦出場がさらに遠のいた。0-4で完敗した6日のクリスタルパレス(Crystal Palace)戦と比べれば気持ちの入ったプレーを見せたが、リーグ戦はここ8試合でわずかに1勝。15日に直接対決を控えているニューカッスル(Newcastle United)、そしてチェルシー(Chelsea)を勝ち点3差で追う8位から抜け出せなかった。(c)AFP/Kieran CANNING