【5月12日 AFP】サッカーフランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)から退団するキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)について、ルイス・エンリケ(Luis Enrique)監督が11日、「クラブのレジェンド」だとたたえた。

 エムバペは10日に今季限りでのPSG退団を発表し、スペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)移籍が有力視されている。

 今季ホーム最終戦となる12日のトゥールーズ(Toulouse FC)戦を前に会見したルイス・エンリケ監督は、今季公式戦43ゴール、クラブ最多となる通算255ゴールを決めているエムバペについて「クラブのレジェンドだ。このクラブにすべてを注ぎ、クラブも彼にすべてを与えた」と話した。

 移籍については「彼の決断を理解している。かなり前から分かっていたことだ。みんな知っていたし、全体の見通しは変わらない。PSGは来季もっと強くなる」とコメントしている。

 退団の意思をクラブに伝えて以来、エムバペをベンチに置くことも多かった起用法に関しては「すべてはチームにとって何がベストかを判断して決めたこと」だと話し、「私たちは対立しているとみたがる人は多いが、キリアンも公にそれを否定しているし、私がキリアンについて言えるのは、サッカー選手としても人間としても素晴らしいということだけだ」と続けた。

「彼は温かい人間で、いつも笑顔を絶やさない。人間としても、サッカー選手としても10点満点を与えるよ」 (c)AFP