ギニア選手にファンが差別投稿 五輪逃したインドネシアが謝罪
発信地:ジャカルタ/インドネシア
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【5月11日 AFP】インドネシアサッカー協会(PSSI)は10日、U-23男子代表チームがパリ五輪の出場権を懸けた大陸間プレーオフでギニアに敗れた後、相手選手にファンがネット上で人種差別的な投稿をしたとして謝罪した。
インドネシアは仏クレールフォンテーヌ(Clairefontaine)で行われた9日のギニア戦に0-1で敗れ、パリ五輪の切符を逃した。勝っていれば約70年ぶりの五輪出場が決まっていたが、ギニアに最後の一枠をさらわれた後、一部のファンがギニア側や同国の選手のSNSアカウントに差別的な投稿を行った。
これを受けてPSSIの理事の一人は、「選手たちは頭を上げて帰国し、敗戦を受け入れる。だから、サポーターも同じようにしてほしい」と呼び掛けた。また、ファンによるネット上での人種差別的なコメントは遺憾だとし、問題の投稿をした人物は真のサポーターではないと非難。「代表チームの奮闘を相手選手に対する差別的な発言で汚さないでほしい」と訴えた。
ギニアはパリ五輪でグループAに入り、開催国フランスや米国、ニュージーランドと対戦する。国際サッカー連盟(FIFA)によると、五輪は56年ぶりの出場になるという。(c)AFP
