【5月5日 AFP】23-24ドイツ・ブンデスリーガ1部は4日、第32節の試合が行われ、2位バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)は1-3で3位VfBシュツットガルト(VfB Stuttgart)に敗れた。

 レアル・マドリード(Real Madrid)との欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2023-24)準決勝第2戦を8日に控えるバイエルンは、前半相手に先制されると、微妙な判定で得たPKからハリー・ケイン(Harry Kane)がリーグ戦36ゴール目を決めたが、83分と後半アディショナルタイムに連続ゴールを許し、シュツットガルトとのアウェーゲームでは2007年以来となる黒星を喫した。

 バイエルンのトーマス・トゥヘル(Thomas Tuchel)監督は「こういうこともある。きょうはレアル・マドリードとの2試合に挟まれた試合で、今この試合を振り返っている暇はない。いらだたしいが、それ以上ではない」と話した。

 一方、こちらもパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)とのチャンピオンズリーグが待つボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)は、5-1でFCアウクスブルク(FC Augsburg)に大勝し、好調を維持している。

 12シーズンを過ごしたドルトムントを今季限りで退団することを前日に発表したマルコ・ロイス(Marco Reus)にとっては、とりわけ感傷的な試合になった。ドルトムントでは最後になる可能性もあるチーム4ゴール目を巧みなループシュートで決めると、フェリックス・ヌメチャ(Felix Nmecha)の5ゴール目をアシストし、スタンディングオベーションの中で65分にピッチを退いた。

 それでも試合後には、敵地でのPSG戦に集中していると強調。「みんなが僕の名前をあんなふうに叫んでくれて、言葉では表せない気持ちだ。できれば6月1日に(チャンピオンズリーグ決勝の舞台である)ウェンブリー(・スタジアム<Wembley Stadium>)で再会し、きょう以上に盛大に喜びたい」と話した。

 17位ケルン(1. FC Cologne)は0-0でSCフライブルク(SC Freiburg)と引き分ける痛恨の結果となった。プレーオフにまわる16位のマインツ05(Mainz 05)とはまだ勝ち点4ポイント差があり、マインツが5日の試合で勝利すれば残留は絶望的になる。(c)AFP/Kit HOLDEN