【4月3日 AFP】イングランドサッカー協会(FA)は2日、プレミアリーグのニューカッスル・ユナイテッド(Newcastle United)に所属するサンドロ・トナーリ(Sandro Tonali)に対し、賭博規定違反のため、執行猶予付きの出場停止2か月と罰金2万ポンド(約385万円)の処分を科すと発表した。

 代理人いわくギャンブル依存症に苦しんでいるというトナーリは、母国のイタリアサッカー連盟(FIGC)から賭博規定違反で科された10か月の出場停止処分を消化中で、今季は残りのクラブ戦や欧州選手権(UEFA Euro 2024)の出場が不可能となっている。

 FAから今回認定された規定違反は50件に及び、ニューカッスル移籍後の2023年8月から10月までに行われたとみられている。ただし、来シーズン終了までに新たな違反を犯さなければ、さらなる出場停止は免れる。

 ニューカッスルは、トナーリが賭博行為に関して自己申告し、FAの調査に全面協力して違反を全て認めたとした上で、「クラブの全面的な支援の下、サンドロは治療計画と教育プログラムを継続し、チームメートとのトレーニングも続けていく」と述べた。

 来季の欧州カップ戦出場権争いをしているニューカッスルにとって、トナーリの不在は大きな痛手となっている。リーグ戦残り4節となる中でクラブは現在7位につけており、6位マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)とは1ポイント差となっている。(c)AFP