【5月3日 AFP】テニス、マドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2024)は2日、女子シングルス準決勝が行われ、連覇を狙う大会第2シードのアリーナ・サバレンカ(Aryna Sabalenka)は1-6、7-5、7-6(7-5)で第4シードのエレナ・ルバキナ(Elena Rybakina、カザフスタン)を下し、決勝に進出した。

 第1セットを落とし、さらに第2セットもブレークダウンとなったところからの大逆転勝ち。決勝では2年連続で第1シードのイガ・シフィオンテク(Iga Swiatek、ポーランド)と対戦することが決まった。

 ルバキナ相手には直近4戦3敗だったが、クレーでの初対戦を勝利で飾った。「どうやったか分からないが、なんとか第2セットで踏ん張ることができた」と振り返り、「タフな試合だった。彼女は素晴らしい選手。今夜は信じられないようなテニスができた」と話した。

 世界ランキング1位のシフィオンテクは第18シードのマディソン・キーズ(Madison Keys、米国)に6-1、6-3で快勝した。

 シフィオンテクはサバレンカに過去6勝3敗と勝ち越しているが、昨年のマドリード・オープン決勝ではフルセットで敗れている。

 この日は試合を通じてアンフォーストエラーの数はわずか8本とほぼ完璧な内容を披露し、キーズにほとんど付け入る隙を与えなかった。WTA 1000ではこれが通算11回目の決勝進出。試合後のオンコートインタビューでは「きょうは非常に安定した試合ができてとても満足している」と手応えを口にした。(c)AFP