【4月28日 AFP】サッカーイングランド・プレミアリーグのリバプール(Liverpool FC)でプレーするモハメド・サラー(Mohamed Salah)が、27日のウェストハム(West Ham)戦の途中にユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)監督と衝突したことについて、監督が問題は解決したことを強調した一方、サラーはしゃべれば「火が付く」と話した。

 24日のエバートン(Everton)とのマージーサイドダービーで痛恨の敗戦を喫し、何としてでも立ち直りたいリバプールは、疲労したチームに活力を注入するべくサラーをベンチスタートにしてこの日の試合に臨んだ。チームは相手に先制を許しながらも後半途中に2-1と一時逆転したが、終盤マイケル・アントニオ(Michail Antonio)に同点ゴールを許し、リーグ優勝は絶望的になった。

 さらにアントニオのゴールの直前には、タッチライン際で交代出場を待っていたサラーが、怒った様子でクロップ監督と激しく言葉を交わす場面があり、最終的には同じく交代選手のダルウィン・ヌニェス(Darwin Nunez)が間に入ってその場を収めた。

 今季限りで退任するクロップ監督は「その件については更衣室で話をした。私としてはもう済んだことだ」と話した。サラーはそれでOKだったのかと問われた指揮官は「それが私の印象だった」と応じた。

 しかしサラーは記者たちの前を通り過ぎながら「その話をしたらきょうは火が付くだろう」と認めている。

 31歳のサラーはこのところ調子を崩し、公式戦ここ6試合でわずかに1ゴール。今季限りでの退団のうわさもあり、サウジアラビアの複数クラブが獲得に興味を持っているとされる。(c)AFP