【4月28日 AFP】23-24スペイン1部リーグは27日、第33節の試合が行われ、アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)は3‐1でアスレティック・ビルバオ(Athletic Bilbao)に勝利し、来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2024-25)出場権獲得へ大きな勝利を挙げた。

 今季残り5節となる中で、4位につけるアトレティコは5位ビルバオとの勝ち点差を6に広げている。

 今季のチャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2023-24)で敗退が決まり、前節はアラベス(Alaves)に0‐2で敗れていたアトレティコだが、ロドリゴ・デ・パウル(Rodrigo de Paul)とアンヘル・コレア(Angel Correa)、さらにGKウナイ・シモン(Unai Simon)のオウンゴールで軌道修正した。

 ビルバオでは、試合中に人種差別の被害を受けたとみられるニコ・ウィリアムス(Nico Williams)が一時同点に追いつく得点を奪った。しかし、国王杯(Copa del Rey 2023-24)王者のビルバオはこの結果、10季ぶりのチャンピオンズリーグ出場権獲得がかなり厳しくなった。

 一方でジローナ(Girona FC)は敵地で2-0とラス・パルマス(UD Las Palmas)に快勝し、事実上チャンピオンズリーグ出場を確定させた。

 ダビド・ロペス(David Lopez)とリーグ得点王アルテム・ドブビク(Artem Dovbyk)のゴールで白星を挙げたジローナは、FCバルセロナ(FC Barcelona)をかわして暫定2位に浮上。タイトル争いから脱落し、首位レアル・マドリード(Real Madrid)とは勝ち点13の差をつけられているジローナだが、5位ビルバオとも同じ勝ち点差となっている。

 さまざまな可能性がある中で仮に次節のバルセロナ戦で勝利すれば、今季が1部リーグ4シーズン目のジローナは、トップ4以上が確定する。

 バルセロナは29日にバレンシア(Valencia CF)戦を控えている。(c)AFP/Rik Sharma