【4月27日 AFP】イスラエルの極右イタマル・ベングビール(Itamar Ben Gvir)国家治安相が26日、刺傷事件の現場を視察した帰路に交通事故に遭い負傷した。

 警察と救急隊によれば、刺傷事件はテルアビブ(Tel Aviv)郊外のラムラ(Ramla)で同日発生。20代の女性が刺されて負傷し、病院に搬送された。容疑者は射殺された。

 同院の医師によれば、女性には銃創と刺創があった。銃による傷を負った経緯は明らかにされなかったが、容体は安定しているという。

 ベングビール氏はこの現場を視察し記者会見した後、車での帰路に交通事故に遭った。同氏を含め4人が軽傷を負い、経過観察のため一晩入院するという。

 AFPカメラマンは現場で、2台の損傷した車を確認した。1台は転覆していた。イスラエルメディアによれば、ベングビール氏は転覆した車に乗っていた。

 ベングビール氏は刺傷事件の現場で行った記者会見で、容疑者を射殺したのは市民だと明らかにし、「武器は命を救う」と主張。「この市民が、私が推進した銃規制改革の一環で数か月前に銃を手に入れたことを知り感動した」と述べた。(c)AFP