【4月27日 CGTN Japanese】中国南西部の四川省成都市文化広電観光局は24日、インターネットで人気のメスのジャイアントパンダ「花花(ファーファー)」が同観光局の名誉局長に就任したと発表しました。ファーファーの特別な影響力を借りて、成都の観光業を盛り上げることが狙いとのことです。

 ファーファーの“本名”は成和花(チェン・ホーファー)で、四川省成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地で生まれ、現在は3歳9か月です。2021年に成都市で開催されたFISUワールドユニバーシティゲームズでは広報大使を、2024年には中国中央テレビ恒例の旧正月の特別番組「春節の夕べ(春節連歓晩会、春晩)」では特別招待ゲストを務めた「職歴」があります。

 ファーファーは他の同年齢パンダの平均よりも体が小さく、丸っこい体型と穏やかな性格のため、中国内外の人の心を「わしづかみ」にしており、インターネット上でもインフルエンサー級の人気です。

 ファーファーが観光局名誉局長に就任した動画が配信されると、ネットユーザーの間でたちまち話題となりました。コメント欄には「これからは“ファー局長”と呼ばなくちゃね」などと、親しみを込めてファーファーの就任を祝う書き込みが次々に寄せられました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News