【4月27日 Xinhua News】中国重慶市城口県はここ数年、新型農村集団経済組織の職業経理人(プロの経営者)10数人を採用し、農村産業の発展に新たな機運をもたらしている。

 同県は2021年に農村資源を統一的に割り振り、農村集団経済の総合的な発展を導くため、190の農村集団経済組織の共同出資による「大巴山農村集団経済組織管理」を設立。何書勤(か・しょきん)さん(42)を総経理に招聘(しょうへい)して、プロフェッショナルな経営を行い、農村産業の振興を推進した。

 何さんは、調査のため長い時間をかけて農村のすみずみまで足を運び、地元の起業家の声に耳を傾け、最適な投資プロジェクトを探った。同社はこれまでに合計3千万元(1元=約21円)以上を投資し、20余りの農村産業プロジェクトの発展を支援。農村集団経済組織の株主に90万元近くの配当も行い、農村産業の活性化と農家の増収に貢献している。(c)Xinhua News/AFPBB News