【4月25日 AFP】23-24イングランド・プレミアリーグは24日、第29節延期分の試合が行われ、リバプール(Liverpool FC)はエバートン(Everton)とのマージーサイドダービーに0‐2で敗れ、タイトル争いで大打撃を受けた。

 ユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)監督率いるリバプールは、敵地グディソン・パーク(Goodison Park)で14年ぶりの黒星を喫し、暫定首位に立つアーセナル(Arsenal)に追いつく望みが無残にもとん挫した。

 エバートンは27分、リバプールがFKのボールをクリアし損なう中、DFジャード・ブランスバイテ(Jarrad Branthwaite)のシュートがGKアリソン(Alisson Ramses Becker)の足元を抜けた後、最後はポストに当たってゴールに入り、先制点を挙げた。

 リバプールはその後、モハメド・サラー(Mohamed Salah)が同点のチャンスを逃すと、58分にはドミニク・キャルバート・ルーウィン(Dominic Calvert-Lewin)にヘディングシュートをたたき込まれ、ノックアウトパンチを見舞われた。

 暫定2位のリバプールは、得失点差で大きく離されているアーセナルと勝ち点3差のままとなった。両チームの今季リーグ戦は残り4試合となっている。

 同3位につけるマンチェスター・シティ(Manchester City)は、次戦が25日のブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC(Brighton & Hove Albion FC)戦となっており、今季残り6試合を全勝すればイングランド史上初の4連覇を達成することになる。

 一方、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)は最下位シェフィールド・ユナイテッド(Sheffield United)に4-2で逆転勝利し、番狂わせを逃れた。

 ブレーズ(The Blades、シェフィールド・ユナイテッドの愛称)を2度追いかける展開となったマンチェスター・ユナイテッドだったが、後半にブルーノ・ミゲル・フェルナンデス(Bruno Miguel Fernandes)が窮地に陥った指揮官エリック・テン・ハーフ(Erik ten Hag)監督を救った。

 1-2の場面で獲得したPKを蹴り込んで同点としたフェルナンデスは、残り9分の場面で勝ち越しのロングシュートをたたき込んだ。

 さらにラスムス・ホイルンド(Rasmus Hojlund)が4点目を挙げたマンチェスター・ユナイテッドは、リーグ戦では5試合ぶり、3月9日のエバートン戦以来となる白星をつかんだ。(c)AFP/Steven GRIFFITHS