【4月24日 AFP】米テネシー州の議会は23日、教師や校長など学校関係者に拳銃の携帯を認める法案を可決した。同州では昨年3月に小学校で銃乱射事件が起きている。

 今月、州上院で承認された同法案は下院を通過し、ビル・リー(Bill Lee)州知事の署名を待つ状態となった。リー知事は以前、銃の携帯について「オープン」なスタンスであることを明言していた。同知事が法案に拒否権を発動したことはないとされる。

 法案は学校職員が拳銃の携帯許可を受けるためのさまざまな条件を定めている。その中には、40時間の「学校警備に関する基礎訓練」の修了に加え、毎年40時間の訓練受講が含まれている。

 テネシー州では昨年3月、ナッシュビル(Nashville)の小学校で武装した元在校生の女が発砲し、児童3人と教職員3人が死亡した。(c)AFP