【4月22日 AFP】女子ゴルフのメジャー第1戦、シェブロン選手権(The Chevron Championship 2024)は21日、米テキサス州ウッドランズ(Woodlands)のザ・クラブ・アット・カールトンウッズ(The Club at Carlton Woods、パー72)で最終日が行われ、世界ランキング1位のネリー・コルダ(Nelly Korda、米国)が米女子ツアー最多記録に並ぶ出場5大会連続優勝を果たし、メジャー通算2勝目、ツアー通算13勝目を挙げた。

 コルダは最終日3アンダー「69」の通算13アンダーで2位のマヤ・スターク(Maja Stark、スウェーデン)を2打差に抑え、1978年のナンシー・ロペス(Nancy Lopez、米国)と2004-05シーズンのアニカ・ソレンスタム(Annika Sorenstam、スウェーデン)が記録した5連勝に並んだ。

 ローレン・コフリン(Lauren Coughlin、米国)とブルック・ヘンダーソン(Brooke M. Henderson、カナダ)が通算10アンダーで3位タイ、ユ・ヘラン(Ryu Hae-ran、韓国)が通算9アンダーで5位に入った。勝みなみ(Minami Katsu)が通算5アンダーで日本勢最高の9位タイだった。

 1打差の2位タイから出たコルダは3、4番の連続バーディーで2打差の首位に躍り出ると、さらに8番でもバーディーを奪って通算13アンダーとし、リードを3打に広げて前半を折り返した。後半は「緊張もあった」という中、我慢のゴルフで最後までライバルにリードを譲らず、そのまま逃げ切った。

 東京五輪金メダルのコルダは、これで1月のLPGAドライブオン選手権(LPGA Drive On Championship 2024)から出場5大会連続の優勝で、メジャーでは21年の全米女子プロゴルフ選手権(KPMG Women's PGA Championship 2021)以来の勝利となった。ラウンド後には「やっと息をつける。バックナインは人生で一番長いバックナインに感じた」と振り返り、「少し苦しかったが、優勝できてうれしい」と喜んだ。(c)AFP