【4月21日 AFP】陸上男子棒高跳びのアルマンド・デュプランティス(Armand Duplantis、スウェーデン)が20日、ダイヤモンドリーグ(Diamond League 2024)第1戦の中国・アモイ大会(Xiamen Diamond League)で、自身の世界記録を更新する6メートル24で優勝した。

 東京五輪金メダリストで、世界陸上(World Athletics Championships)と欧州選手権(European Athletics Championships)で2連覇中のデュプランティスは、5メートル62からスタートすると、6メートル24に1回目で成功し、昨年9月のダイヤモンドリーグ・米ユージーン大会(Prefontaine Classic)で出した自身の記録を1センチ上回った。2位の選手には42センチ差をつけ、今夏のパリ五輪を前に力を見せつけた。

 2020年2月に初めて世界記録を出して以来、デュプランティスが記録を塗り替えるのはこれが8回目で、いずれも1センチずつの更新となっている。

 風がなく、また観客から大きなエネルギーをもらえたおかげだと喜んだデュプランティスは、「世界記録を跳ぶにはすべてがぴったりはまる必要がある」と話し、「きょうは必要な要素が積み重なって高く跳べた」とコメント。今季室内シーズンでは振るわなかったが、屋外初戦のこの日は「明らかに自分の中で火がついていた。もっとやれるということを自分自身に示したかった」と続けた。(c)AFP