【4月21日 東方新報】北京通用人工智能研究院(BIGAI)は17日、汎用人工知能(AGI)技術に基づき、世界初のバーチャル女の子フィギュア「通通(トントン、Tong Tong)」を作成したと発表した。

「トントン」は「TongOS2.0 AGIオペレーティングシステム」と「TongPL2.0プログラミング言語(独自開発の学習と推理のフレームワーク)」を使って訓練されてきた。この訓練によって、トントンには能動的視覚、理解力、コミュニケーション、その他多くの能力が備わった。

「トントン」はすでに3、4歳の子供と同じレベルの考え方と価値観を持っているという。BIGAIのディレクターで北京大学(Peking Univirsity)教授の朱松純(Zhu Songchun)氏は「『トントン』は現在急速に進化していて、いずれは我々の日常生活の様々な場面に入り込んでくることでしょう」と話す。

「トントン」は将来、スマートホーム、健康管理、教育・訓練、相互交流など、我々の実生活のシナリオをサポートするポテンシャルを秘めている。BIGAIは「『トントン』は、より知的で、個性化された、適応性に優れた『デジタルインテリジェントヒューマン』として我々ユーザーにサービスを提供することができる」と述べている。

 朱教授は「汎用人工知能技術は、新しい質の高い生産力の最も強力な原動力になる」と強調する。

 BIGAIは、ハイテクイノベーションの研究開発の強化と汎用人工知能分野の人材育成に力を入れている。(c)東方新報/AFPBB News