「ひどかった」 バルサ監督が主審批判 退場から逆転されCL敗退
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【4月17日 AFP】16日に行われたサッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2023-24)準々決勝でパリ・サンジェルマン(Paris Saint-Germain、PSG、フランス)に敗れ、敗退したFCバルセロナ(FC Barcelona、スペイン)のシャビ・エルナンデス(Xavi Hernandez)監督が、ロナルド・アラウホ(Ronald Araujo)に退場を宣告したルーマニア人主審の試合裁きを「とてもひどかった」と批判した。
バルセロナは序盤に先制して2戦合計スコアで4-2とリードを広げたが、29分にアラウホが相手のブラッドリー・バルコラ(Bradley Barcola)をペナルティーエリア付近で倒して一発退場。1点目をアシストしていた16歳のラミネ・ヤマル(Lamine Yamal)を下げ、DFのイニゴ・マルティネス(Inigo Martinez)を投入して守備の穴埋めをしたが、1-4の逆転負けを喫し、2戦合計4-6で敗退が決まった。
シャビ監督はモビスターTVに対して、「1シーズンの頑張りが判定のせいで終わりになるのは残念だ」と振り返り、「退場は不必要だ」と話した。
自身も後半にベンチ前で冷静さを失い、異議で退場になったシャビ監督は、ルーマニア出身のイシュトバン・コバチ(Istvan Kovacs)主審を批判し、「とてもひどかったと本人に言った。彼は試合を理解していなかった」とコメント。「怒っている。あのレッドカードが試合を決めた」と続けた。
「非常に組織的なプレーができていたのに、私としてはレッドカードはいきすぎだ。あそこからまったく別の試合になった」
「ラミネを交代させるかは迷った。非常にいいプレーをしていたからね。あの瞬間に試合が決まった」
チームはこの後21日、リーグ戦で勝ち点8差をつけられている首位レアル・マドリード(Real Madrid)との直接対決が待っている。しかし守護神マルクアンドレ・テル・シュテーゲン(Marc-Andre ter Stegen)は「今は日曜の試合のことを考えるべきではない」と話し、「休みを取って充電し、何よりもメンタルを戻さなくてはならない」と語った。(c)AFP