【4月13日 AFP】カマラ・ハリス(Kamala Harris)米副大統領は12日、アリゾナ州で開かれた民主党集会で、人工妊娠中絶を禁じる動きが広がっている事態を受け、11月の大統領選を前にドナルド・トランプ(Donald Trump)前大統領は中絶規制によって女性の権利を後退させていると激しく非難した。

 アリゾナ州は9日、一部例外を除き中絶を原則として禁止した。

 ハリス氏は同州トゥーソン(Tucson)で行われた集会で、中絶禁止を推し進めたのはポピュリストのトランプ前大統領だと指摘し、同氏が再選を果たせば、もっと悪いことが起こると支持者に警告した。

「トランプ氏の2期目が実現すれば、禁止令や国民の苦しみは増える一方、自由は減る」「アリゾナでそうしたように、トランプ氏は基本的に米国を1800年代に戻そうとしている」と主張。

「だが、そんなことは私たちがさせない。今は2024年で、1800年代ではない。私たちは後戻りしない」と訴えた。(c)AFP/Paula RAMON