【4月13日 AFP】男子テニス、モンテカルロ・マスターズ(Monte-Carlo Rolex Masters 2024)は12日、シングルス準々決勝が行われ、大会第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は7-5、6-4のストレートで第11シードのアレックス・デミノー(Alex De Minaur、オーストラリア)を下し、マスターズ1000(ATP Masters 1000)では史上最多77回目のベスト4入りを果たした。

 世界ランキング1位のジョコビッチがモンテカルロ大会で4強入りするのは、2度目の優勝を果たした2015年以来で、36歳での達成はオープン化以降では史上最年長となった。

 試合はジョコビッチが第1セットを先取すると、第2セットもすかさず2-0とリード。しかし、その後は5ゲーム連続のブレーク合戦となる中でジョコビッチが主導権を握りつつも、デミノーに4-4で追いつかれた。

 それでもジョコビッチは、5-4で迎えた第10ゲームでこの試合では自身5回目のブレークに成功。2時間を超える熱戦を締めくくり、マスターズ1000で自身41回目のタイトル獲得まであと2勝と迫った。

 ジョコビッチは14日の決勝を懸けた準決勝で、第8シードのキャスパー・ルード(Casper Ruud、ノルウェー)と対戦する。ルードは第14シードのウゴ・アンベール(Ugo Humbert、フランス)を6-3、4-6、6-1で退け、モンテカルロ大会では2度目の準決勝進出を決めた。

 ルードはストレート負けを喫した昨年の全仏オープン(French Open 2023)決勝を含めてこれまでジョコビッチに5戦全敗を喫しており、13日の準決勝では初白星を目指す。

 もう一つの準決勝では、全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2024)王者で世界2位のヤニック・シナー(Jannik Sinner、イタリア)と、モンテカルロ大会優勝2回のステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)が激突する。

 第2シードのシナーは、昨年大会の準優勝者で第7シードのホルガー・ルーネ(Holger Rune、デンマーク)に6-4、6-7(6-8)、6-3で競り勝ち、2024年シーズンの成績を25勝1敗に更新。今季は自身5回目の4強入りで、昨年大会の準決勝でルーネに敗れたリベンジも果たした。

 対する第12シードのチチパスは、第15シードのカレン・ハチャノフ(Karen Khachanov)との準々決勝を6-4、6-2で勝ち上がった。(c)AFP