【4月11日 AFP】ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領は11日、北東部ハルキウ(Kharkiv)市の他、各地の重要インフラがロシア軍から夜間に攻撃を受けたと発表した。一晩でミサイル40発以上と無人機40機以上が投入されたと主張している。

 ウクライナ政府は、同国の主要施設が「大規模な」攻撃を受けたとしているが、これまでに死者は報告されていない。

 ゼレンスキー氏は「ロシア軍が一晩でミサイル40発以上を発射し、無人機を40機以上投入した」とX(旧Twitter)に投稿。「複数のミサイルと(イラン製無人機)シャヘド(Shahed)の撃墜に成功したが、残念ながら全部ではなかった」と続けた。

 さらに、ここ数週間、ロシア軍の攻撃にさらされているハルキウ市とハルキウ州に対して「またもや卑劣なミサイル攻撃が行われた」とした上で、首都キーウや南部のザポリージャ(Zaporizhzhia)市とオデーサ(Odesa)市、ポーランド国境に近い西部リビウ(Lviv)市も標的にされたと付け加えた。

 ゼレンスキー氏は「ロシアのテロリストはまたしても重要インフラを標的にした」と主張した。(c)AFP