大使館空爆で報復を再度警告、イラン最高指導者
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【4月10日 AFP】イランの最高指導者アリ・ハメネイ(Ali Khamenei)師は10日、イラン革命防衛隊(IRGC)7人が死亡した在シリア大使館への空爆をめぐり、イスラエルは「罰せられるだろう」と述べ、報復を再度警告した。
ハメネイ師はイスラム教の犠牲祭(イード・アル・アドハ、Eid al-Adha)の礼拝後に首都テヘランで行ったテレビ演説で「(イスラエルの)邪悪な政権は過ちを犯した。罰せられねばならないし、罰せられるだろう」と語った。
シリアの首都ダマスカスにあるイラン大使館は1日、イスラエル軍の空爆を受け、領事部がある5階建ての付属棟が破壊された。
ハメネイ師はこの空爆について、外交施設の不可侵を定めた国際協定を踏みにじっていると非難。「どの国でも領事館や大使館は、その国の領土である。彼らが領事館を攻撃したということは、わが国の領土を攻撃したということだ」と怒りをあらわにした。
イスラエルの攻撃をめぐっては7日、元IRGC司令官でハメネイ師の軍事顧問を務めるヤヒヤ・ラヒム・サファビ(Yahya Rahim Safavi)氏も、各国のイスラエル大使館は「もはや安全ではない」と警告していた。(c)AFP