【4月10日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2023-24)は9日、準々決勝第1戦が行われ、アーセナル(Arsenal、イングランド)はホームでバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich、ドイツ)と2-2で引き分けた。

 アーセナルは12分にブカヨ・サカ(Bukayo Saka)の得点で先制したが、6分後に元所属選手のサージ・ナブリー(Serge Gnabry)に同点ゴールを許すと、30分過ぎには元トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)のハリー・ケイン(Harry Kane)に逆転のPKを決められた。

 試合はそのまま終盤へ突入し、トッテナム時代にノースロンドンダービーで歴代最多14点を挙げたケインのゴールが決勝点になるかと思われたが、アーセナルは76分、途中出場のレアンドロ・トロサール(Leandro Trossard)がエリア内に侵入したガブリエウ・ジェズス(Gabriel Jesus)からのピンポイントパスを流し込んで同点に追いついた。

 終了間際にサカが相手GKマヌエル・ノイアー(Manuel Neuer)に倒されたように見える場面ではPKは与えられず、結局、アーセナルが後半に同じタイミングで投入したトロサールとジェズスのコンビによる得点で引き分けに持ち込んだ。

 サカはノーファウルの判定に怒りをあらわにしていたが、アーセナルを率いるミケル・アルテタ(Mikel Arteta)監督は「もう判定は下された。われわれに変えることはできない」とだけコメント。試合については「出だしは非常に良かった。試合を支配していたし、流れをつかんで先制点も決めた。だが、決定的な場面で2点目を取れず、相手に2点を与えてしまった。大きな教訓になった。彼らにスペースを与えたらやられる可能性がある」と話した。

 第2戦は17日に行われる。(c)AFP/Steven GRIFFITHS