【4月10日 Xinhua News】中国湖北省の各地では清明節連休(今年は4月4~6日)中に、新エネルギー車(NEV)による移動のピークに適切に対応し、需要に基づいて数々の科学技術力をタイムリーに応用し、充電ニーズを満たした。

 同省咸寧市の市街地にある金海湾新エネルギー自動車(NEV)充電ステーションでは充電のピークに、中国送電大手、国家電網傘下の国網咸寧供電が、車の所有者が迅速に充電できるよう、新たに購入した移動式充電ロボットを同ステーションに緊急導入した。移動式充電ロボが同市で稼働するのは今回が初めて。

 この機種の充電ロボは、フル充電状態でNEV5台に非常用電源を供給することができる。

 機動性の高い移動式充電ロボのほか、急速充電も移動のピークを緩和するために必要な手段となっている。同省宜昌市の「超急速充電」総合モデルステーションではわずか30分の間に、車両10台以上が液冷式超高速充電設備を利用して充電を行った。

 技術のアップグレードにより、液冷式超高速充電設備の最大出力は600キロワットに上り、その充電効率は従来型設備の10倍だという。

 充電ポールなどの設備の正常な稼働を確保するため、各地では設備の巡視やメンテナンス業務も強化し、充電設備の安全リスクを適時に発見し対応を行った。(c)Xinhua News/AFPBB News