アサヒスーパードライ生ビール缶ポップアップストア(c)NEWSIS
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【04月09日 KOREA WAVE】日本製品不買運動である「ノージャパン」の代表品目だった日本ビールが、韓国で輸入ビール1位の座を奪還し「イエスジャパン」のトップランナーとなった。

日本産ビールの輸入額は不買運動後急減したが、昨年700億ウォンを上回り、前年比300%近く増加した。

韓国関税庁の貿易統計システムによると、昨年の日本のビール輸入額は5551万6000ドルで、前年比283.3%急増した。これは2018年以後5年ぶりに1位を占めたのだ。

業界ではロッテアサヒ酒類が昨年5月から国内で販売を始めた「アサヒスーパードライ生ジョッキ缶」の人気が日本のビール不況を逆転させたという評価が支配的だ。

アサヒ生ジョッキ缶は2017年から約4年間の研究の末に作った製品で、缶上部の蓋全体を開けると泡が上がってきてグラスに入った生ビールのように飲めるのが特徴だ。そのため、いわゆる「缶ビールの王様」とも呼ばれる。

当時、国内では未発売商品であるにもかかわらず、多くのSNSで言及され、発売要請が殺到した。これを受け、ロッテアサヒ酒類は340ml製品を国内市場で発売した。

アサヒ生ジョッキ缶はコストコとロッテマートなど、先行販売を始めた店舗で品切れが続出した。

アサヒ生ジョッキ缶などが人気を集めると、コンビニでの日本ビールの需要も増えた。あるコンビニでは今年第1四半期(1月1日~3月27日)の日本ビールの売り上げが前年同期比193.5%増えた。ノージャパンと騒がれた2019年と比較すると、260.3%増加した金額だ。

最近、超円安の影響で、日本のビールの直輸入の事例が増えたという分析も出ている。

(c)NEWSIS/KOREA WAVE/AFPBB News