【4月13日 CGTN Japanese】中国東部・江蘇省徐州市のある幼稚園がこのほど、子どもが野菜を炒める、マントーを蒸す、ニワトリを飼育する、裁縫をするなどの動画を投稿し、注目を集めました。

 幼稚園のスタッフの紹介によりますと、これは幼稚園で日常的に行われている労働授業で、子どもが電子製品に触れることを避けて、手を動かす能力や日常生活能力を鍛えるように導くことが目的だということです。

 園長によると、撮影された生活授業は2020年から導入されたもので、最初は室内で実施しましたが、昨年から屋外で調理用の台を設置して料理を作り始めました。子どもたちは火をたいて料理を作るだけでなく、ニワトリやアヒル、ウサギも飼っていて、保護者らはとても支持しています。ハルビンや内蒙古などの遠いところからわざわざ来た子どももいます。今のところ幼稚園の申し込みは再来年まで埋まっているそうです。

 この労働授業で、中国の保護者の教育理念が変わっていることが分かりました。子どもたちの素質教育、手を動かす能力を育成することを重視するようになりました。あるネットユーザーは、「幼稚園の労働授業の開設は、子どもの教育に対する保護者の期待に合致している。この教育方式は参考になり、学ぶ価値がある」と語りました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News