【4月8日 AFP】女子テニス、チャールストン・オープン(2024 Credit One Charleston Open)は7日、シングルス決勝が行われ、ダニエル・コリンズ(Danielle Collins、米国)が6-2、6-1で大会第4シードのダリア・カサキナ(Daria Kasatkina)を下し、WTA 1000のマイアミ・オープン(Miami Open 2024)から2週連続の優勝を果たした。

 30歳のコリンズは今季限りでの引退を表明しているが、現役生活の終盤に来てキャリアの絶頂を迎えている。これでマッチ連勝を13に伸ばし、世界ランキングは15位まで浮上することになり、「自分の夢を生きる機会に恵まれて、とてもありがたく思う。感謝の気持ちでいっぱい」と喜んだ。

 マイアミ・オープンがハードコートで行われたのに対し、今大会はクレーコートでの開催だったが、サーフィスが変わった影響はほとんどなく、この日も強力なグラウンドストロークを軸にカサキナを圧倒。サービスゲームでもファーストサーブが入ったときのポイント確率は95.2パーセントを記録し、二つあったブレークポイントをいずれもしのいだ。

 マイアミ・オープンとチャールストン・オープンを通じて落としたのは28セット中わずか2セット。同じシーズンに両大会を制すのは、2013年のセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)以来となった。

 対するカサキナは、準決勝で第1シードのジェシカ・ペグラ(Jessica Pegula、米国)を破って勝ち上がってきたが完敗となり、2017年以来の大会制覇はならなかった。(c)AFP