ソウル市江南区(カンナムグ)CUコンビニの売り場(c)NEWSIS
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【04月06日 KOREA WAVE】韓国のコンビニ業者が最低価格の単独商品を発売し、顧客確保に乗り出す。製造・輸入会社と協議してマージン率を減らし、他の流通チャンネルより安い価格で供給する方式だ。物価高の状況で価格に敏感な需要層がターゲットだ。

セブンイレブンはスペインのビール「バージミスター(500ml)」4缶を4000ウォンで販売する。1缶当たり1000ウォンで、コンビニとしては今までの最低価格だ。従来販売中のビールの中で最も安い「フィルライト」(355ml)が1缶当たり1250ウォンだが、この製品より容量当たり40%安いわけだ。

セブンイレブンはまた、今月10日までハイネケン、バドワイザー、ステラ、サントリーなど人気輸入ビール6種のバンドル販売商品を30%割引した8800ウォンで販売する。クラッシュ、カス、フィルライト、ケリーなどの国産ビールも4月の1カ月間、最大33%割引した価格で販売する。

今月から本格的なビールの繁忙期が始まるというビッグデータに基づいたマーケティング戦略だ。セブンイレブンの売り上げ統計によると、昨年4月のビールの売り上げが前年同月比15%以上増加し、缶ビールの売り上げは約20%増加した。

CUが2月に発売したPB(自社ブランド)商品「880ユッケジャンラーメン」の価格は880ウォンと業界最低価格水準で、同じ容量のNB(大手メーカーブランド)製品より20%安い。CUが企画して八道(パルド)が生産したこの製品は発売5週間で30万個が販売され、毎週販売量が増えている。

CUは昨年、超低価格コンセプトの酒類である庶民マッコリ(1000ウォン)と庶民ビール(1500ウォン)を発売し、両製品の販売量は170万本を超えた。これに対しCUは先月「栗マッコリ(750ml)」も業界最低価格水準である1500ウォンで発売した。

GS25は酒類会社のマッキーズカンパニーと協業し、今月末まで「ソニャン(鮮洋)焼酎(640ml)」ペットボトル製品を2800ウォンで販売する。通常の販売価格よりさらに200ウォン割引したもので、同一容量の他社製品販売価格(3300ウォン)より15%安い。

(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News