【4月5日 AFP】自転車ロードレースのツール・ド・フランス(Tour de France)で総合2連覇中のヨナス・ヴィンゲゴー(Jonas Vingegaard、デンマーク)が、4日に行われたバスク一周(Itzulia Basque Country 2024)の第4ステージで集団の大クラッシュに巻き込まれ、鎖骨と肋骨(ろっこつ)複数本を折るけがをした。

 ヴィンゲゴーが所属するチーム・ビスマ・リースアバイク(Team Visma | Lease a Bike)はX(旧ツイッター)に「ひどい転倒だったが、幸いにも彼は安定しており意識はある」「検査の結果、鎖骨と数本の肋骨骨折が判明した」と投稿した。

 フィニッシュまで35キロほどの地点で発生したクラッシュではスーダル・クイックステップ(Soudal Quick-Step)のレムコ・エベネプール(Remco Evenepoel、ベルギー)も転倒し、チームによると本国に戻り折れた鎖骨の手術を受けるという。

 有力選手ではUTE(UAE TEAM EMIRATES)のジェイ・バイン(Jay Vine、オーストラリア)らも病院に搬送され、ボーラ・ハンスグローエ(Bora Hansgrohe)のプリモシュ・ログリッチ(Primoz Roglic、スロベニア)もステージを完走できなかった。

 ビスマではワウト・ファン・アールト(Wout van Aert、ベルギー)もドワルス・ドール・フラーンデレン(Dwars Door Vlaanderen 2024)で集団落車に巻き込まれ、同様に鎖骨と肋骨複数本を折るけがをしている。(c)AFP