大谷がドジャース移籍後初本塁打、ファンキャッチのボールも確保
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【4月4日 AFP】米大リーグ(MLB)は3日、各地で試合が行われ、ロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)の大谷翔平(Shohei Ohtani)はサンフランシスコ・ジャイアンツ(San Francisco Giants)戦に2番・指名打者(DH)で先発出場し、今季第1号となるソロ本塁打を放つなど4打数2安打1本塁打1打点を記録した。ドジャースは5-4でジャイアンツを下し、シリーズ3戦全勝を飾った。
これまでのレギュラーシーズン先発8試合で8安打を記録していながらも本塁打が出ていなかった大谷は、7回裏に右中間スタンドへ430フィート(約131メートル)の一発をたたき込んだ。
ドジャースファンが総立ちとなる中ダッグアウトに戻った大谷は、テオスカー・ヘルナンデス(Teoscar Hernandez)からヒマワリの種のシャワーで祝福を受けた。
試合後に大谷は「焦る気持ちを我慢しながら、自分のスイングをしようと努めてはきたので、何とか1本出てよかったなと思います」とコメント。
また、この試合を前にデーブ・ロバーツ(Dave Roberts)監督からの激励を受け、それが自信になったという。
「(指揮官から)『自分らしくいればそれだけでいい』と言ってもらえたので、それで気持ちが楽になりましたし、今日こうやって結果が出たので、継続して頑張っていきたい」
大谷のドジャース初本塁打のボールをキャッチした女性ファンは、すぐに警備員に囲まれると安全な場所へエスコートされた。
記念のホームランボールは、ファンが球団に返さず保管することを選択した場合にオークションで数十万ドル、場合によって数百万ドルの値で取引される可能性もある。
しかし大谷はその後、バット1本、キャップ2個、ボール1個と引き換えに女性ファンからホームランボールを確保したという。
大谷は「ファンの人と話して、頂けるということだったので。僕にとってはすごく特別なボールなので、ありがたいなと」とコメントしている。
シカゴ・カブス(Chicago Cubs)の鈴木誠也(Seiya Suzuki)はコロラド・ロッキーズ(Colorado Rockies)戦に2番・DHで先発し、5回に2戦連続となるソロ本塁打を放った。鈴木は2回に適時打を放つと、8回に野選で決勝の打点を挙げるなど、5打数3安打4打点を記録した。カブスは9-8で勝利した。(c)AFP