【4月3日 AFP】米プロバスケットボール(NBA)、フィラデルフィア・セブンティシクサーズ(Philadelphia 76ers)のジョエル・エンビード(Joel Embiid)が、2日のオクラホマシティ・サンダー(Oklahoma City Thunder)戦で左膝のけがから約2か月ぶりに復帰し、24得点、7アシスト、6リバウンドの活躍でチームの109-105の勝利に貢献した。

 昨シーズン最優秀選手(MVP)のエンビードは、サンダー戦の直前にサプライズで先発に名を連ね、負傷した1月30日のゴールデンステイト・ウォリアーズ(Golden State Warriors)戦以来となる出場を果たした。

 エンビードが不在の間、シクサーズは低迷し、現在はポストシーズン自動出場圏内ではなくプレーインに回る順位まで落ちているが、逆転で直接プレーオフに進出するのも可能と思わせる復帰となった。

 エンビードはこの日約30分プレーし、試合後には疲れた様子を見せた。勝利後のインタビューで気分を問われると「良くない」と冗談交じりに答え、「チームとして最後まで戦い抜き、勝てたのは良かった」とコメント。半月板損傷での離脱は「特に精神的に今までで一番きつかった」と明かしつつ、「とにかく復帰したかった。ここからは良くなっていくだけ」と話した。(c)AFP/Rob Woollard