食品医薬品安全処提供(c)NEWSIS
食品医薬品安全処提供(c)NEWSIS

【04月01日 KOREA WAVE】韓国で最近、会社員や就活者の間でインターネット購買代行の創業が人気を集め、政府に登録された事業者が大幅に増加したことがわかった。第2の月給、早期引退を意味する「ファイヤー族」などが増えているなか、月売り上げ数千万ウォン(1ウォン=約0.11円)を記録するパワーセラーたちの登場は、こうしたインターネット購買代行業創業に油を注いだものと見られる。

食品医薬品安全処(食薬処)によると、登録された輸入食品などインターネット購買代行業者は、2020年の4576カ所から2024年は3万6914カ所へと約8倍増加した。年別に見ると、2020年の4576カ所から2021年8392カ所、2022年1万9001カ所、2023年3万3419カ所、2024年3万6912カ所だった。

このような増加傾向は、月の売り上げが数百万ウォンから数千万ウォンに達するというパワーセラーの影響が大きい。一部のパワーセラーがユーチューブ、ブログ、インスタグラムなどを通じて自分の事業と財力を誇示し、会社員、就活者、家庭主婦などがインターネット購買代行に目を向けたのだ。

実際、オンライン教育プラットフォームにも輸入食品をはじめ、さまざまな製品の購買代行ノウハウ、許認可手続き、拡張戦略などを紹介するプログラムが多数アップされている。安価な教育プログラムは10万ウォン未満に策定されていることもあるが、100万ウォンをはるかに超えるプログラムも提供されている。

最近、輸入食品購買代行営業者登録を終えたAさんは「一部人気教育プログラムは待ち時間だけで3カ月がかかる。ブログや本でオープンにされた情報に接することもできるが、教育費用が高いほど差別化された何かがあるという期待感が高い」と耳打ちした。

輸入食品などインターネット購買代行の営業は誰でもできるが、営業登録は必要だ。無登録営業をすれば、5年以上の懲役または5000万以下の罰金刑という刑事処罰を受けることになる

(c)NEWSIS/KOREA WAVE/AFPBB News