【3月31日 CGTN Japanese】毎年3月から5月はジャイアントパンダの発情期にあたります。ジャイアントパンダ国家公園四川雅安石綿県管理保護総站(中央ステーション)でこのほど、ジャイアントパンダの求愛行動が撮影されました。

 動画には、野生のパンダ2頭が雪の中で転がったり抱き合ったりしながら、親密な「恋」の時間を楽しんでいる様子が映っています。ジャイアントパンダの鮮明な求愛映像が撮影された後、スタッフは新鮮な糞便からDNAサンプルの採取に成功しました。

 今後、スタッフは糞便のDNAを鑑定し、撮影された2頭がどのパンダなのか、また以前に野生に返されたパンダなのかなどを特定するほか、間もなく始動するパンダの繁殖能力評価プロジェクトにより、パンダのホルモンレベルが正常かどうか、繁殖能力がどの程度なのかを調べる予定です。5か月後には、赤ちゃんパンダの誕生が期待されます。

 雅安市石綿県では現在までに8頭のパンダを野生に返すことに成功しており、そのすべてのパンダが繁殖年齢に達しているということです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News