【3月27日 AFP】サッカー国際親善試合が26日、仏マルセイユ(Marseille)で行われ、フランスは3-2でチリを下した。

 0-2で敗れた23日のドイツ戦で開始7秒で失点を喫していたフランスは、この日も序盤の6分に先制を許す展開となったが、ユスフ・フォファナ(Youssouf Fofana)、ランダル・コロムアニ(Randal Kolo Muani)、オリヴィエ・ジルー(Olivier Giroud)のゴールで逆転し、チリの反撃を終盤の1点に抑えた。

 ドイツ戦からキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)とオーレリアン・チュアメニ(Aurelien Tchouameni)を除き先発を9人入れ替え、ベストメンバーとは程遠い布陣での戦いとなったが、優勝候補と目される今夏の欧州選手権(UEFA Euro 2024)を前に、不安を和らげる勝利となった。

 それでも、チームを率いるディディエ・デシャン(Didier Deschamps)監督は試合後、「6月(欧州選手権)に良い結果を残したければ、もっと改善する必要がある」と反省し、「今夜は手放しで喜べない。悪い出だしから勝利し、3点取れたのは良かったが」と話した。

 フランスは欧州選手権のグループステージでオランダ、オーストリア、ポーランドと対戦する。(c)AFP