【3月27日 AFP】サッカー国際親善試合が26日、英ロンドンで行われ、イングランドは終盤のジュード・ベリンガム(Jude Bellingham)の得点でベルギーと2-2で引き分けた。

 今夏の欧州選手権(UEFA Euro 2024)で優勝候補と目されるものの、けが人が相次いでいるイングランドは、この日は攻撃面が好調だった一方、守備の隙を突かれてユーリ・ティーレマンス(Youri Tielemans)に2ゴールを決められた。

 序盤にGKのミスからティーレマンスに先制点を許すと、アイバン・トニー(Ivan Toney)のPKで追いついたが、前半のうちにロメルー・ルカク(Romelu Lukaku)の絶妙なクロスからティーレマンスに頭で2点目を押し込まれた。その後は波状攻撃を仕掛けながらベルギーにしのがれていたが、迎えた後半アディショナルタイム5分にベリンガムのゴールで引き分けに持ち込んだ。

 イングランドは23日の親善試合でブラジルに0-1で敗れ、W杯カタール大会(2022 World Cup)準々決勝のフランス戦以来の黒星を喫していただけに、チームにとっては一安心の引き分けとなった。

 それでも、多くの選手がけがで3月の2試合を欠場し、この試合でもジョン・ストーンズ(John Stones)が負傷交代。ギャレス・サウスゲイト(Gareth Southgate)も、欧州選手権には誰が出られそうかという質問に対して「困っている」と答えている。(c)AFP/John WEAVER