【3月26日 CGTN Japanese】中国南部の広東省広州市で25日、2月に起きた南沙瀝心沙大橋事故で「車を止めた」5人の市民に、広州市見義勇為基金会が奨励金合わせて3万4000元(約71万円)を授与しました。見義勇為基金会は、国などのために危険を顧みず人助けをした英雄をたたえ、証書と奨励金を授与する公益社会団体です。

 2月22日午前5時30分、コンテナ船が広州市南沙瀝心沙大橋に衝突して橋の一部が崩落し複数の車が転落する事故があり、5人が死亡しました。事故発生後、黄福林さん、唐群輝さん、王国梁さん、郭圳釗さん、黄碧威さんの5人は自発的に橋の2方向で車を止め、より大きな悲劇の発生を防ぎました。

 広州市見義勇為基金会のスタッフは25日、広州市南沙区の警察部門に赴き、「車を止めた英雄」とたたえた5人の市民に証書と奨励金を授与しました。

 このうちの1人である王国梁さんはインタビューに応じ、「当時はあまり考えていなかった。車や人が落ちないようにしたいだけだった」と話しました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News