SNSキャプチャー(c)news1
SNSキャプチャー(c)news1

【03月26日 KOREA WAVE】韓国で無人の花屋から花束を持って行った高齢男性が支払いのため戻ってきた話が伝えられ、ネットユーザーの胸を熱くしている。

慶尚南道晋州(キョンサンナムド・チンジュ)の花屋が最近、SNSに「明け方、帽子をかぶったおじいさんが代金を払わず花束を持って行った」として動画を掲載した。この花屋は24時間営業で無人の時間帯はキオスク(無人注文機)で精算できる。

映像では、オレンジ色のジャンパーを着た男性が4日午前6時ごろ、店内を見回してショーケースに並んでいた花束を持ち、代金を払わずに外へ出た。

しかし、同日午前9時ごろ、戻ってきた男性は出勤してきた店員に代金を渡し「花束を持って行ったのは私だ」と明かした。そして「妻の誕生日に花をプレゼントしたかったんだ。不本意ながらお金を払わず花を持って行って申し訳ない」と謝罪した。

キオスクでの決済方法がわからなかったようで、店側は使い方を説明した。男性は「花がなくなっているのを見ると店の人が動揺するのではないかと思い、みなさんの出勤に合わせてやってきた」と話したという。

店側は「どれほど感動したか。感謝する。もっときれいな花束をたくさん作っておくので気軽に来てほしい」と話した。

ネットユーザーたちは「映像では、どおりで花を慎重に選んでいると思った。おじいさん、とても素敵だ」「最初はえっと思ったが、心温まる仕上がりだった」「キオスクの使い方を学ぶ機会さえないのが少し残念だ」などと感動していた。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News