【3月25日 CGTN Japanese】中国で自主開発された世界最大規模の吊り上げ能力を持つ世界初の全地形型で11の車軸を備えるホイールクレーンが22日、中国北部の河北省衡水市で容量6.25MWの風力発電機を吊り上げるための初作業を終えました。

 今回の作業では、120トンの風力発電ユニットの機械格納部分と長さ95メートル、重さ28トンの羽を50階建てビルに相当する160メートルの高さにまで吊り上げました。

 研究開発者はここ数年、超高出力の風力発電機の設置や複雑なブーム作業の安全性の向上、さらに重負荷での移動能力の拡大などの風力発電揚重分野での難題解決に取り組み、新技術を通じて従来型産業を見直し、産業のハイエンド化・スマート化・グリーン化を促してきました。風力発電はカーボンピークアウト・カーボンニュートラルで強みを発揮する主導産業で、その設備建造は「より高く・より重く・より大きい」という方向性に成長し、施工と装備に対する要求が高まっています。

 中国では、2010年から1000トン級クレーンの研究開発が進められ、1600トンのホイールクレーンを第1号が製造され、「世界一のクレーン」の記録は相次ぎ破られ続けています。現在、クレーンの主要部品の国産化率は90%に達しました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News