【3月22日 東方新報】中国・青海省(Qinghai)の青海西蔵高原野生動物園(Qinghai-Xizang Plateau Wild Zoo)によると、中国初の人工繁殖に成功したマヌルネコ「孫大娘(Sun Daniang)」が17日、子宮蓄膿症のため3歳で亡くなった。

 2021年5月7日、母親の孫尚香(Sun Shangxiang)と父親の孫思邈(Sun Simiao)の間に生まれた孫大娘は、中国全土から多くの注目を集めた。

 マヌルネコは650万年以上の歴史を持つ野生種で、不完全な自己免疫システムを持ち、トキソプラズマ症に非常に脆弱だ。この種の繁殖は世界中で数十年にわたる大きな課題であり、2021年まで中国で成功した例はなかった。

 野生のマヌルネコの寿命は6~9年だが、飼育されているマヌルネコの寿命は10年である。青海西蔵野生動物園では、現在までに4頭のマヌルネコを飼育している。(c)東方新報/AFPBB News